新型コロナワクチンの接種を悩んでいる方へ ~その2~

予防医学

厚生労働省ホームページより新型コロナウイルス感染症について Q&Aより一部抜粋します。

Q5-3 妊娠中や授乳中の人は、ワクチンを受けることができますか。

 妊娠中、授乳中の方も、新型コロナワクチンを受けることができます。
 ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、海外の実使用経験などから現時点で特段の懸念が認められているわけではありませんが、安全性に関するデータが限られていることから、接種のメリットとデメリットをよく検討して接種を判断していただくこととしています。
 なお、日本産婦人科感染症学会・産婦人科学会からは、「感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を考慮する」と提言されています。
 また、授乳中の女性については、現時点で特段の懸念が認められているわけではなく、海外でも接種の対象とされています。 ワクチンを受けるかお悩みの方は、主治医とご相談ください。海外の動向などについては、こちらへ。

(※)3月1日に、米国疾病予防管理センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)にて、新型コロナワクチンの妊婦への安全性について、米国の最新情報が発表されました。
 2月16日までのデータで、少なくとも1回以上同ワクチンを接種した妊婦は3万人を超えており(※※)、局所反応や全身反応について、妊娠されている方と妊娠されていない方の間で大きな差はなかったこと、流産等の妊娠に特有の問題については自然発生率(新型コロナウイルスワクチンが導入される前に起きていた頻度)と比較して大きな差異はなかったこと等が報告されています。
(※※ V-safeという、SNSを利用したワクチン接種後の安全性調査に登録して接種した妊婦の数。)
 現在、ファイザー社等は妊婦を対象とした新型コロナワクチンの臨床試験を海外で実施しています。

参考:2021年3月1日開催のACIPレポートより抜粋(日本語版作成)
(出典 COVID-19 vaccine safety update, Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) March 1, 2021

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